プログラミング言語や環境設定を中心としたパソコン関連の技術メモです。
主にシステム開発中に調べたことをメモしています。TIPS的な位置付けで、気が向いたときにちまちま更新していきます。
Processing、数字と文字列の変換(型変換)
変数(値を入れておく箱)には「型」があります。
変数の型は「この変数には、どんな種類の値を入れて良いよ」な決まりです。

例えば、文字列を入れてOKな箱に数字は入れられません。

int suuji = 10;
String mojiretu = suuji;

とかやるとエラーになります。
※文字列用の箱「mojiretu」に数字「suuji 」を入れようとしているから。

また、数字と文字列を直接比較することもできません。

int suuji = 10;
String mojiretu = "10";

if(suuji == mojiretu){
  //何かの処理
}

とかやるとエラーになります。
※数字「suuji 」と文字列「mojiretu」を比較しようとしているから。

それでは型の違うもの同士を代入したり比較したいときは
どうすれば良いのでしょうか?

答えは

片方の型を変換して同じ型にする

です。
「文字列用の箱に数字を入れられないなら数字を文字列にしちゃえば良いじゃない」です。

ということで、Processing(をはじめとしたプログラミング言語)には
型を変換するための関数が用意されています。

今回は「数字」と「文字列」の変換をする関数を紹介しておきましょう。
※実際には、もっといろいろな種類があります。

こんな感じですφ(--)

■Processing固有?の書き方
■「文字列」から「整数」に変換:int()を使う
 String mojiretu = "10";
 int suuji = int(mojiretu);

■「文字列」から「小数」に変換:float()を使う
 String mojiretu = "10.5";
 float suuji = float(mojiretu);

■「整数」から「文字列」に変換:str()を使う
 int suuji = 10;
 String mojiretu = str(suuji);

■「小数」から「文字列」に変換:str()を使う
 float suuji = 10.5;
 String mojiretu = str(suuji);

ちなみに、ProcessingはJavaの親戚です。
Javaっぽい書き方もできます。
Javaっぽい書き方で型変換をする場合は、以下のように書きますφ(--)

■Javaっぽい書き方
■「文字列」から「整数」に変換:parseInt()を使う
 String mojiretu = "10";
 int suuji = parseInt(mojiretu);

■「文字列」から「小数」に変換:parseFloat()を使う
 String mojiretu = "10.5";
 float suuji = parseFloat(mojiretu);

■「整数」から「文字列」に変換:toString()を使う
 Integer suuji = 10;
 String mojiretu = suuji.toString();

■「小数」から「文字列」に変換:toString()を使う
 Float suuji = 10.5;
 String mojiretu = suuji.toString();

身も蓋もないことを言うと、最初のうちは気にしなくて良いですけどね。

どうせ、Processingさんが「おい!文字列用の箱に数字を入れようとしたぞ!」と
エラーを出して教えてくれます。

エラーになってから「あぁ、これは文字列じゃないとダメなのか」と気付いて
変換するやり方でも(初心者のうちは)問題ないと思います。

そんな感じ\(--)/
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category:Processing  thema:パソコンな日々 - genre:コンピュータ  Posted by ササキマコト