プログラミング言語や環境設定を中心としたパソコン関連の技術メモです。
主にシステム開発中に調べたことをメモしています。TIPS的な位置付けで、気が向いたときにちまちま更新していきます。
Illustrator、ラスタライズとは何ぞや?
Illustratorで画像を作った時にどうも文字がカクカクしてる。
もうちょっと良い感じにならんかね?

と思って調べていたら「ラスタライズ」とか言う処理があるらしい。
そしてその中の「アンチエイリアス」を設定すれば良い感じになるかもよ、と。
どれどれ、そこら辺をもちっと詳しく教えておくれ。

ふむふむ。

そもそもIllustratorで扱う情報は「ベクタ形式」と言う物らしい。
これは座標だなんだってな情報を保持していて
それらの情報を解析して形作るのだそーな。
イメージとしては、例えば

1.1の1に全角カッコ(開き)
2.2の1から5の1に向かって線を引く
3.8の1から11の1に向かって線を引く
4.12の1に全角カッコ(閉じ)
5.13の1に片仮名の「の」

と言う情報を持っていて、実際に表示されるのは

(--)ノ

になる。

一方「ラスタ形式」と言うのはドットの集まり

1.1の1は白
2.1の2は黒

のような感じです。
アイコンとか作った人は分かると思いますが
点描画みたいな物だと考えると分かり易いかと。
所謂「ビットマップ」ってのはラスタ形式です。
一本の線を引いた場合も、実際には点を沢山打っているのです。


前置きが長くなりましたが、この「ベクタ形式」の情報を
「ラスタ形式」に変更するのが「ラスタライズ」と言うそうです。
そしてその過程で行えるのが「アンチエイリアス」。

「ラスタ形式」の情報っていうのはドット絵みたいな物なので
凄い目を凝らして見ればカクカクしています。
斜めの線なんか、厳密に言えば階段状になっていますからね。
このカクカク感を誤魔化してくれるのが「アンチエイリアス」だそうです。

所謂「白・白・黒・黒」って並んでいる所で
「白・灰色・灰色・黒」のように境界をぼやけさしてくれる。
それでカクカク感を抑えようってな試みのようです。


なるほど。
境界を曖昧にして誤魔化そうって事ですね。

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category:● Illustrator  thema:WEBデザイン - genre:コンピュータ  Posted by ササキマコト 

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