結論から書くと

・「#!/bin/sh」と書く → shっぽい挙動をする
・「#!/bin/bash」と書く → bashっぽい挙動をする

です。
つまり、（運が悪いと）挙動に違いが出ます。
例え「/bin/sh」が「/bin/bash」のシンボリックリンクでもね。

それでは、詳細を書いていきます。

ちょっくら、Linux関連のファイルを調べていてですね。
私の環境では「/bin/sh」が「/bin/bash」のシンボリックリンクになっていました。

そこで、ふと、シェルスクリプトの1行目に書くのは


でも


でも良いのかな？と気になったのが、今回のきっかけです。
いつも何も考えずに「#!/bin/sh」って書いてるけど
「#!/bin/bash」にした方が良いのかな？と不安になったのです。

ちなみに

ls -l /bin/sh

の実行結果は


でした。
「/bin/sh」は「/bin/bash」のシンボリックリンクです。

さぁ、どうなる？

ほんで、あれやこれやと調べたところbashのマニュアル（man bash）に


と書いてありました。

ふむふむ。
ざっくり訳すと

「sh」って名前でbashを動かすと、できるだけ昔のshっぽく動くよ

ってことですかね。

なるほど。
「#!/bin/sh」と書くと、bashのくせにshの振りをするのか。

それを踏まえて、実験してみます。

以下の2つのスクリプトファイルを用意しました。
違いは1行目だけです。
test01.shの1行目が「#!/bin/sh」になっているのに対し、
test02.shの1行目は「#!/bin/bash」になっています。

■test01.sh

■test02.sh

それぞれ実行したところ、結果は以下のようになりました。

■test01.sh

■test02.sh

test01.shはファイルの読み込みエラーが発生した時点で処理が終了しています。
test02.shはエラーが発生しても最後まで処理が進みました。

ふむ、確かに挙動が違いますね。

ということで「#!/bin/sh」と書くか「#!/bin/bash」と書くかで挙動は変わるようです。
bashのマニュアルによると

・「#!/bin/sh」と書く → shっぽい挙動をする
・「#!/bin/bash」と書く → bashっぽい挙動をする

らしいですよ。

そんな感じ＼（－－）／