プログラミング言語や環境設定を中心としたパソコン関連の技術メモです。
主にシステム開発中に調べたことをメモしています。TIPS的な位置付けで、気が向いたときにちまちま更新していきます。
Linux、「/etc/sudo.conf」「/etc/sudoers」とはなんぞや?
ちょっくらLinuxの基礎を学び直そうと思いましてね。
気になったことを取りとめもなく調べていくことにしました。

次に調べたのが「/etc/sudo.conf」と「/etc/sudoers」です。

「sudo」ってくらいなんだから、sudoコマンドに関連する何かのファイルだべ(--?
Google先生に訊いてみましょう。

ふむふむ(--)

「/etc/sudo.conf」はsudoコマンド本体の設定ファイルっぽいです。
私の環境の「/etc/sudo.conf」には、以下の内容が書いてありました。

Plugin sudoers_policy sudoers.so
Plugin sudoers_io sudoers.so

Set disable_coredump false

何が書いてあるかは、ぶっちゃけ、よく分かっていません。
記述内容を見る限りは、読み込むプラグインの指定と、
コアダンプするかしないかの指定ですかね(--?
とはいえ、このファイルを直接、編集する機会は多くないと思います。

次に「/etc/sudoers」です。
こちらは、場合によっては編集する機会もあるはずです。

「/etc/sudoers」は、一言で言えば「sudoコマンドにおける権限周りの設定ファイル」です。
sudoコマンドにおける

1.どのユーザが
2.どのユーザになって
3.どのコマンドを実行できるか


を主に定義します。

sudoコマンドは、指定ユーザで指定コマンドを実行するコマンドです。
要素としては

1.sudoコマンドを実行するユーザ
2.sudoコマンド実行時に成り代わるユーザ
3.「2.」で成り代わったユーザで実行するコマンド


の3つがあります。
「/etc/sudoers」には、この3つを定義します。

例えば「/etc/sudoers」の中に

root    ALL=(ALL)       ALL

と書いたとしましょう。
これは

ユーザ「root」は、どのユーザにもなれるし、どのコマンドも実行できるよ!

の意味です。
「root」は「user1」にも「user2」にも「user3」にもなれます。
実行できるコマンドにも制限がありません。
これが一番制限のゆるい定義です。

あるいは

user1    ALL=(user2)       ALL

と書いたとしましょう。
これは

ユーザ「user1」は「user2」になって、コマンドを実行できるよ!

の意味です。
「user1」は「user2」になれますが「user3」にはなれません。
コマンドは制限なく実行できます。

あるいは

user1    ALL=(user2)       /bin/ls

と書いたとしましょう。
これは

ユーザ「user1」は「user2」になって、コマンド「ls」を実行できるよ!

の意味です。
「user1」は「user2」になれますが「user3」にはなれません。
実行できるコマンドは「ls」だけです。
その他のコマンドは実行できません。
これが一番制限のきつい定義ですね。

このように、sudoコマンドにおける権限周りの設定ファイルが「/etc/sudoers」です。

ちなみに「/etc/sudoers」の編集は

visudo

を実行して行います。
うっかり

vi /etc/sudoers

とか、やらないように、ご注意ください。

編集後は

visudo -c

を実行すると、整合性チェックをしてくれますよ。

取りあえず、そんな感じ\(--)/
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category:ファイル/ディレクトリ  thema:パソコンな日々 - genre:コンピュータ  Posted by ササキマコト 

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