プログラミング言語や環境設定を中心としたパソコン関連の技術メモです。
主にシステム開発中に調べたことをメモしています。TIPS的な位置付けで、気が向いたときにちまちま更新していきます。
Windowsのサービス「BitLocker Drive Encryption Service」とはなんぞや?
プロセス周りのお勉強をしていたら、サービス関連の知識も増えてきました。
どーせそのうち忘れちゃうので、忘れる前にメモっておきます。

今回お勉強したサービスは「BitLocker Drive Encryption Service」です。
こいつは「BitLocker ドライブ暗号化」機能を使うときに必要なサービスみたいですね。

20140911-01.png


サービスの説明欄には

BDESVC は、BitLocker ドライブ暗号化サービスをホストします。BitLocker ドライブ暗号化では、オペレーティング システムの安全なスタートアップ、および OS のボリューム、固定ボリューム、またはリムーバブル ボリュームの完全な暗号化を行うことができます。このサービスを使用すると、ボリュームのマウント時に BitLocker でボリュームに関連するさまざまなアクションのメッセージをユーザーに対して表示したり、ユーザーに確認せずにボリュームのロックを自動的に解除したりできます。また、回復情報が存在する場合は、Active Directory に保存します。さらに、必要に応じて、最新の回復証明書を使用します。サービスを停止または無効にすると、ユーザーはこの機能を利用できなくなります。

と書いてありました。

この説明を噛み砕くと、

俺のお仕事は「BitLocker ドライブ暗号化」関連の面倒をみることさっ。BitLocker ドライブ暗号化ってのは、その名の通り、ディスクを暗号化してセキュリティ的にいー感じにしてくれる奴だね。俺を停止したり無効にすると、そこら辺のもろもろが使えなくなるからな。

となります。

このサービスが動いているときに登場するプロセスは「svchost.exe」です。
「svchost.exe」は、大雑把に言うとDLLを動かす奴ね。

実行ファイルのパスは

%WINDIR%\system32\svchost.exe -k netsvcs

なので、実際にお仕事するのは

-k netsvcs

に書かれている奴、レジストリの

\HKEY_LOCAL_MACHINE
 \SOFTWARE
  \Microsoft
   \Windows NT
    \CurrentVersion
     \Svchost



netsvcs

として登録されている奴のどれかです。

20140911-02.png


名前から推測するに

BDESVC

でしょうか。

20140911-03.png


こいつの実体は

%WINDIR%\system32\bdesvc.dll

にありました。

つまり「BitLocker Drive Encryption Service」サービスは
「bdesvc.dll」を「svchost.exe」経由で動かすということです。

「BitLocker Drive Encryption Service」サービスは「BitLocker ドライブ暗号化」関連のサービスです。
「BitLocker ドライブ暗号化」機能を使っていなければ、止めてしまっても構いません。
私の環境では「BitLocker Drive Encryption Service」サービスの
スタートアップの種類は「手動」になっていました。
サービスの状態は「停止」です。

ちなみに「BitLocker ドライブ暗号化」は、その名の通り、ドライブの内容を暗号化する機能ね。

スタート
 ↓
コントロールパネル
 ↓
BitLocker ドライブ暗号化

と移動するとこんな画面が表示されるのでφ(--)

20140911-04.png


ドライブの横の「BitLocker を有効にする」をクリックすると、
指定したドライブの内容が暗号化されますよ。
以降、追加したファイルなんかも随時暗号化されていきます。

そんな感じ\(--)/
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category:サービス  thema:パソコンな日々 - genre:コンピュータ  Posted by ササキマコト 

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